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水と身体の関係

08.妊産婦と水

胎児は“母なる海”で育つ

人間は新たな生命を授かると、十月十日の間、お母さんの羊水の中で大切に育まれていきます。胎児の命のゆりかごとも言える羊水、それは一体どういったものなのでしょうか?
妊娠初期の羊水はお母さんの血漿(血液の液体成分)から作られています。そしてその成分は、実に不思議なことに海の成分ととてもよく似ているのです。あらゆる生命は海から生まれたと言われますが、ある意味では、陸に上がった今でも人間は海から生まれていると言えるでしょう。お母さんの作り出す羊水という海で、胎児は育っていきます。

【主要元素存在量】

妊娠初期の羊水はお母さんが作り出したものですが、後期になると胎児自身が分泌液を産生して羊水を作り出します。

汚れた海が胎児の体内を汚す?

胎児は羊水の中で身体を動かして筋肉や骨格を成長させるほか、羊水を飲み込んで呼吸の練習を行い、尿として排泄します。つまり、胎児は羊水を全身に巡らせながら成長していくのです。その羊水に身体に良くない成分が含まれていたら、胎児は一体どうなってしまうでしょうか。汚れた海で生命が健やかに育まれないのと同じく、お母さんの海が汚れていては胎児の体内に悪い成分が蓄積されると考えられます。
良い羊水をつくるためには、海と同じミネラル分を含む身体に良い水を日頃から飲むことが大切です。全身の水が入れ替わるには約20日間かかると言われていますから、妊娠がわかった後に良い水を飲み始めても間に合いません。普段から飲み水に気をつけるに越したことはないでしょう。

母乳のほとんどは水

また、赤ちゃんが生まれてからもお母さんの飲み水はとても重要です。多くのお母さんは、母乳を与えて育児を行います。母乳は栄養や免疫力がたっぷり詰まっていて、また母と子のスキンシップを図るうえでもとても良いものです。ですが、気をつけたいのが母体の状態。母乳はお母さんが体内で作り出すものですから、母体の体内環境がダイレクトに反映されます。しかも、その成分の約88%は水分。お母さんの体内の水がそのまま赤ちゃんに伝わってしまうのです。お母さんが身体に良い水を飲んでいれば、赤ちゃんにも良い水が伝わり、健やかな成長を助けてくれることでしょう。

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